About

家のあゆみ、
宿のねがい。

Concept

受け継いだ家を、
旅のやすらぎに。

「月日」はもともと、オーナーが幼い頃を過ごした実家でした。
祖父母が丁寧に手入れしてきた土間、ふすま越しに聞こえた笑い声、縁側から見上げた夏の空── 家族の時間が静かに積み重なってきた、ひとつの古民家です。

両親が住まわれなくなった後、「この家をどう残そう」と悩んだ時期がありました。 取り壊すのは簡単でしたが、柱の傷も、縁側のきしみも、どれも家族の記憶そのもの。 なかなか手放せずにいたとき、ふと思ったのです。

「自分たちが大切にしてきたこの場所で、
誰かに少しだけくつろいでもらえたら、
この家は、まだ生きていけるのではないか」

そうして「残したい」気持ちは、「泊まってほしい」という気持ちに静かに変わっていきました。 建具や梁はそのままに、水回りや寝室だけを現代の暮らしに合わせて整え、 旅人がゆっくりと時間を忘れられる宿として、少しずつかたちを整えています。

家の古さは、不便さではなく、やさしさであってほしい。
そんな願いを込めて、今日もこの家は、あなたの到着を待っています。

— 月日 主人

古民家の玄関・格子戸

玄関の格子戸は当時のまま。開ける音までも、この家の一部です。

Why Tsukihi

ここで過ごす、
四つのやすらぎ。

長く家として生きてきた建物だからこそ味わえる、ホテルとは違う時間の流れを、
四つの視点からご紹介します。

01
畳の間でくつろぐ様子

畳と木の香りに、
ほどけていく時間。

磨き上げた床板、新調した畳、そして古い梁。 素材の呼吸が感じられる空間は、不思議と肩の力が抜けていきます。 到着して一息、お茶を一杯。それだけで旅の疲れがゆっくりほぐれていきます。

02
坪庭と縁側

縁側と坪庭が、
日常から旅人を連れ出す。

小さな坪庭に差す光を眺めながら、縁側に腰かける時間。 スマートフォンを置いて、ただ風の音や鳥の声に耳を澄ませるだけで、 ここが旅先であることをあらためて実感していただけます。

03
ならまちの路地

扉の外は、
千年の町並み。

宿を一歩出れば、そこはもうならまちの路地。 格子戸の町家、老舗の甘味処、小さな雑貨店。 観光地でありながら、暮らしの気配が色濃く残るこの界隈を、 自分の家から歩き出すように楽しめます。

04
一棟貸しの室内

一棟貸しで、
気兼ねなく、のびやかに。

「月日」は一日一組限定の一棟貸し。 ご家族での団らんも、気の置けない友人との夜更かしも、 誰にも気兼ねすることなく過ごしていただけます。 この家は、滞在中あなたたちだけのもの。